走り出したら止まらないぜ

ただの日記です、ベイベー

フロトラQ大作戦

風呂場の話です。
なんとなく風呂がらみの話が多くて恐縮です。しかしながら女3人の家庭というのは風呂がワンダーランドなのです。アンバランスゾーンなのです。あなたの目はあなたの体を離れこの不思議な空間の中に入っていくのです…


さて、僕の風呂など牛乳石鹸1つで事足りるのに何故に娘たちはあんなに風呂に訳のわからないものを備えるのでしょう。
ひと月前くらいから風呂の蓋の上に怪しい石鹸のようなものが、弁当の区分け用のアルミの波波の容器の大きいやつに入れられてひっそりと佇んでいたのです。

ひとつはピンク、もうひとつは黒っぽいマーブル柄です。怪しさ満開。石鹸なのかなとも思ったけれどどうも使った形跡も見られないのです。
言っておきますが、今回は流石に不気味すぎて使ってみたりなどしていません。見ないふりして一途に牛乳石鹸で頭も体も洗っておったのでございます。

しかし気になるのです。
気にはなるのでございますが、家族のものにあれは何だと尋ねたら負けのような気がして意地で尋ねません。娘もハニーも何も言いませんものでただひたすら風呂の蓋の上にそのものはあり続けたのです。

しかしながら湯船に浸かろうと思うと蓋を取らねばなりません。3枚分割のありがちな蓋の一番奥の一枚にそれらはあるのでございます。
僕も蓋を取った限りはまさか二枚の蓋を持ち続けたまま湯船に浸かるなどというファンキーな事が出来るはずもなく置きます。っていうか重ねます。そのものたちがいる奥の一枚に他の二枚を重ねるのです。

流石に僕もえいや、とそのものたちの上に蓋を重ねるほど冷徹ではございませんものでそっと避けつつも重ねるのではございますが、そうすると湯船が狭いもので意識せず奥に蓋を押しやるとグシャとアルミの容器が潰れるのでございます。


そんな事をかれこれひと月ほど繰り返していると知らずにそのものたちも微妙に回転してしまっていたのでしょう、周囲にアルミ容器がほぼ密着していたのでございます。

事、此の期に及んでも家の者は誰もあのものたちの事は口にしないのです。もしかしたら僕にしか見えていないのでしょうか。もはや意地とかではなくなにかそら恐ろしくて尋ねられないのでございます。

果たしてあのものたちは何なのでございましょう。というより実在しているのでしょうか。
日々このようにシュールな入浴をただただ重ねているのでございます…


風呂、それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない…



さよーならー