走り出したら止まらないぜ

ただの日記です、ベイベー

流しそうめんの星

ニイタカヤマだー。暑いー。
こんな時は流しそうめん。

流しそうめん、食べた事ありますか?
僕は長いこと生きてきて未だかつて流しそうめんを食べた事がありません。


憧れます。流しそうめん。
流れてくるひとかたまりのそうめんを箸で掬うのです。
肘をたたんで腰の回転を上手く使いながら振り抜く様に箸を操りそうめんを掬うのです。

あ、掬う方に憧れているのではないです。
流す方です。そうめんを流す方に憧れているのです。

箸を持って待ち構える、そんな相手との真剣勝負なのです。


全身をバネの様にしならせながら水が流れる竹の外角一杯を狙いそうめんを投入するのです。
ああ、そりゃ掬われることもあるでしょう、あるでしょうが長打はありません。なんせこちとら外角いっぱいを狙いすまします。

しかし正直にそうめんを流していては、どんなに早く流してみても、コーナーをついてみても、そのうち掬われてしまうのは目に見えているのですっ!

そこで変化を与えるのです。
そうめんのすこーし右側を持ちながら、流す瞬間に捻ります。竹の上を滑る様に放たれたそうめんは回転しながら弧を描きバッターの箸をすり抜けるのですっ!

さらにそうめんを人差し指と中指で挟みながら回転させぬように放つ、すると箸を構える打者の手前で沈むのです、は?どこへ?どこかに、です。とにかく沈むんです。も、だいたいわかるでしょ、察して付き合ってください。いちいち説明させないっ。


しかし致命的な欠点が浮かび上がってきます。軽いのです。僕の放つそうめんはスピードがありキレキレではあるけれど、軽いのです。軽いが故、当てられると飛ぶのです。ホームランです。致命的です。

このままじゃいけない。父ちゃんと見上げたあのそうめんの、流しそうめんの星を掴むまで挫折なんてしている場合ではないのですっ!

そこで僕はインドの山奥で修行しました。そしてとうとうダイバダッタの魂を宿したのですっ!
その結果生まれたのが、大リーグそうめん3号です。


消えます。
箸の直前で消えます。
そうめんが消えるのです!
もはや誰にも掬えません。
もはや敵なし。


しかし、好事魔多しというかなんというか。大リーグそうめん3号の投げすぎ、ある日突然破滅の音がして肩を壊します。もう二度とそうめんは流せる肩ではなくなってしまったのです。
こうして僕の流しそうめん人生は終焉を迎えました…




は?何ですか?
流しそうめんよりお前のブログで寒くなる?

良かったですね。