走り出したら止まらないぜ

ただの日記です、ベイベー

「昭和残侠伝」には池部良

まいどー、ニイタカヤマですぅ。

さて、僕は昔から飲食業に携わっています。
大学を卒業し大手レストランチェーンに就職しました。
当時の僕は、世の中舐めきったチャラい若造です。そんな若造に教育係として副店長が付いてくれました。
仕事のことはもちろん、社会人とは、人とは、大人とは、と散々叩き込まれました。
おかげで今はちょっとはマシに生きていけてると思います。副店長のお陰です。
ここが僕の人生の転機でした。

ただ自分でも不思議だったのは、人の意見なんか全く受け入れなかった僕が、なんであの時は素直に聞いてたんだろうと言う事です。

色々考えて、唯一思い当たるのは高倉健です。え 、ホントか?本当です。
うちの親父は任侠映画が好きでテレビで任侠映画がやっていると必ず見ていました。
僕も幼い頃から自然と一緒に見ていたんです。
義理と人情、親分子分の世界を刷り込まれていたんですね。副店長に出会って眠っていた記憶が呼び覚まされたのかもしれません。
さて、そんな高倉健、数々の名作に出演してます。なかでも僕が最も痺れるのは「昭和残侠伝」シリーズです。唐獅子牡丹のヤツですね。

真っ当に、義理人情の昔ながらの任侠道に生きる良いもんと、義理人情などくそくらえと大和魂のかけらもない悪もん新興ヤクザとの争いです。

シリーズ全9作ありますが、ま、どれを見ていただいても大筋は変わりません。

とにかくまず、客分の池部良がどちらかにわらじを脱ぎます。この人、晩年テレビドラマでよく見かけてなんだか暗い冴えない人だと思っていました。しかし、ここでは違います。死ぬほど大事な役です。毎回います。そして大抵死にます。池部良がわからない?検索して下さい。

そして高倉健、何作目でもいいんですが、いつでも健さん、耐えます。とにかく耐えます。

悪もんに組の若い衆を殺されても、縄張りで嫌がらせをされても、なんなら親分殺されても、喧嘩しちゃなんねぇ、とか、とにかく耐えるんです。見てる方がやきもきします。いけ。今行け。すぐ行け。なぜ行かない?
さぁ、そんなもやもやが最高潮に達したときやっと流石の健さんも堪忍袋の緒を切らし、一人で殴り込みに行くんです!

ここで池部良です!
何だかわからない役回りだった池部良が、たった一人で殴り込みに行く高倉健に
「一人で行かせやしませんぜ」
的な、アレです。助太刀です。痺れます。
このためだけの人です。毎回です。

なかでも白眉は第2作の「唐獅子牡丹」です。
雪降る夜更け、長ドス片手に一人敵陣に向かう健さん、すっと脇道から出てから傘を差し出す池部良!
雪の中、二人の男、交わす言葉は少ないけれど、思いはしっかり伝わります。
生きて戻れるあてもなく、二人静かに歩いて行くんです。
ここで流れる唐獅子牡丹の歌!
高倉健が歌ってます。挿入歌です。ヘタです。はっきり言って高倉健、歌ヘタです。そんな事はいいんです!
とにかくカッコいいんです!震えます。ヤバいです。マジヤバです。痺れますっ!よっ、健さんっ!なのです。


ま、あとは大抵同じです。池部良、死にます。高倉健は死にません。警察来るパターンで終わりです。



何でした?これ。
あっ、これが「わたしの転機」です。


今週のお題
#わたしの転機

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